親知らずは上下の1番奥、8番目の歯のことを言います。
現代では誰にでも生えるわけではなく、全員が必ず4本存在するわけではありません。
親知らずは抜くのか抜かないのかについて、よく聞かれることがあります。

親知らずはお口の1番奥に、斜め方向に生えてくる方も多く形もさまざまな特殊な形態をしていることが多くむし歯や歯周病のリスクが高いことが多いです。
中でも完全に生えておらず半分だけ生えている場合や、斜めや横向きの親知らずは手前の歯に悪影響を及ぼすことも多く、そういった場合には抜歯を勧めることもあります。

親知らずが痛くなる原因

口を開ける際に耳の前あたりでカクッと引っ掛かるような音がする、口が開きにくい、場合によっては開閉で顎が痛むなどの症状がある場合には顎関節症の疑いがあります。
顎関節症の原因は様々で、顎関節や骨に原因がある場合や、噛み合わせが悪い、ストレス、日常生活の癖などがあります。
顎が開きづらい、痛みを感じるなどお悩みの方は早めにご相談ください。

唇や舌に生じる炎症は傷や火傷による一時的な原因の場合もあります。
ただし口腔内には「前癌病変」「口腔癌」といった注意しなくてはならない病気もあるため、定期検診の際にも歯だけではなくお口全体を確認しております。

口腔外科は専門性の高い領域です。
当院では通常の抜歯や親知らずの抜歯、口内炎治療など行っておりますが、神経や血管の管が近い親知らずの抜歯や口腔粘膜の異常が疑われる場合、専門病院に紹介状をお書きし受診を進める場合があります。
また安心して治療を受けて頂くために、全身状態の確認ため受診中の医科病院にお手紙を書かせて頂く場合もあります。